異世界もいいけれど、ぼくたちがいるこの世界も面白い。その面白さを気軽に覗けるのがマンガだ。
言葉は聞いたことがあるけど、よく知らない。そんなテーマを描いているマンガはけっこうある。最近は、そうしたマンガを読むのをひとつの楽しみにしている。
直近で読んだのは、コミュニティの仲間が教えてくれた『花もて語れ』。朗読がテーマだ。
文章を声に出すには、その文章の状況をイメージできなければならない。イメージするためには、本を読み込まなければならない。
「読む」ことがこんなにも深いことだとは。
『罠ガール』も面白い。テーマはわな猟。Wikipediaによると、「山間地の鳥獣被害や有害鳥獣捕獲の現状を知ってもらいたい」という作者の思いが込められているそうだ。
獣害はたまにニュースで見るくらいなので、今まではまったく現実感がなかった。このマンガは、関わる人の感情や猟の前段・後段がリアルに描かれており、鳥獣被害を少し身近に感じられるようになった。
以前ブログに書いた『あかね噺』は落語がテーマ。いろいろな漫画賞にランクインしており、みんな知らない世界を見るのが好きなんだなと思っている。
面白いし勉強にもなる。マンガって、すごい。