チーム設計師の考え事

日々、考えていることをつらつらと

ゴールが見えていても油断しない

今日の反省。ゴールが見えていても油断しないこと。 チームの今後の予定を決めるミーティングがあった。ソフトウェア開発をするチームなので、「こういう機能を実装したい」という話をみんなでして、スケジュールにおさまるか議論をする。 実装したい機能の…

会議にOARR (オール)を持ち込む

なにごとも、つかみが肝心。良い会議をつかみ取りたいなら、OARR (オール)を持っていく。 OARRは、目的(Outcome)、アジェンダ(Agenda)、そして役割(Role)とルール(Rule)の頭文字。これらを会議の冒頭に参加者全員で認識あわせを行う。 例1、プロジェクトの…

明日から、本気出す

さて。ブログというものは、インプットあるいはひらめきがないと、書くことはない。 ただ、有休をはさんだこの4連休で、内向きな収穫はあった。日記は、書ける。 まず、気持ちの区切りをつけることができた。自分の中では感情の片付けはできていたと思ってい…

自分を追い求めつづける ─ 『百冊で耕す』を読んで

「現状維持は後退」とはよく言ったもので、おおよそ、ぼくたちは進展のないものに魅力を感じない。スポーツ選手や起業家、ミュージシャンやアイドル。より高みを目指して自分を磨き続けている人たちにファンが多いのもうなずける。 さて、自分はどうだろう。…

うなずきがあると話しやすい

対面でもリモートでも、相手の話を聞くときはうなずくようにしている。1対1で話すときはもちろん、講演を聞くときにもそうしてる。 なぜうなずき始めたのかは思いだせない。ただ、いま習慣になっているのは、うなずきによって得することがあるからだ。 今ま…

ピリオドを打つ

避けていたわけではない。だが、2年半ちかく経ってしまった。今日、愛兎の部屋をかたづけた。 ウサギの寿命は5〜10年とよく聞く。幅が広いのは、まだペットとしての歴史が浅いからだと思う。どう飼うのがよいのか、それが広まっていないのだろう。 彼は、11…

あせりとうねり

史上最高のタブ数になっている。86タブ。ぼくのブラウザ上で未読になっている記事の数だ。そのうちの6割以上を、ChatGPTの記事が占めている。 GPT-3.5をどんどん試そうと思っていたのに、Web記事の積ん読をしているうちにGPT-4が出てきた。もう参考にならな…

「学習マトリックス」でのふりかえり、やっぱりいいね

ちゃんと、ふりかえれたなあ。先日、ぼくがファシリテーターをつとめたふりかえりを終えて、そう思った。 使ったのは、「学習マトリックス」という手法。2×2のマトリックスを用意し、それぞれのマスに、下記内容をチームみんなで書いていく。 笑顔:良かった…

小利口にならず、行動する

1日のうち2度、同じ言葉が脳に入ってきた。ふだんは頭の中に浮かばないような言葉が、まったく違う文脈で2度出てくると、注目せざるをえない。 「小利口」という言葉。目先のことによく気がつく人をあらわすのだが、目先のこと ”だけ” にしか気がつかないと…

誰がためのプロポーザルか

ぼくがいる部のチャットにある「雑談しましょう!」チャンネルには、しばしば良い問いが投稿される。 このあいだ、盛り上がったのは、「どんなモチベーションで(アジャイル系の)カンファレンスにプロポーザルを出していますか?」という問い。 ぼくのモチ…

書ききることが大事

5月に開催される技術書典にむけて、新しい本を書いている。 ふだんはチーム作りを仕事としているのに、今までそのことについて書いていなかった。現在のぼくの、チーム作りに対する考え方を形にしたいと思った。なので、チーム作りをテーマに書くことにした…

独りの時間を持つ

ひらめきは、突然おとずれる。よくある三つのパターンをまとめた、三上という言葉もある。馬上(移動中)、枕上(布団・ベッドの上にいるとき)、厠上(トイレにいるとき)。リラックスしたり、ぼーっとしているときに、アイデアが生まれやすいのだ。 ぼくは…

「知る」を積み重ねる

本を読む、トレーニングを受ける、経験する。なにかしらの能力を身につけるためにすることだ。しかし、それぞれ単体では「知る」ことしかできない。 調理の本を読んだだけでおいしい料理はできないし、自己流で作り続けるだけでもおいしい料理はできない。学…

感情を言語化する「ムードメーター」でチェックインをしてみた

なぜか、むかし読んだWeb記事をおもいだした。「今日のふりかえりのチェックインはどうしようかな」と考えていたとき、ふと頭をよぎった。こういうとき、デジタルなメモはとても役に立つ(Notion、いつもありがとう)。 日付を見ると、2021年8月の記事なので…

コーチングや1on1の締めってどうしてる? ─ コーチングわいわい会に参加

複数人でするワークショップやシステムコーチングでは、なんとなく締め方はわかる。拍手したり、決めポーズを取ったり、みんなで声を出したりすれば、終わり感がある。次の一歩を踏みだせる感じ。 だが、1対1のコーチングでは、戸惑ってしまった。飲み会やカ…

鍵はケースかカバンに入れたほうがいい

鍵なくし 二時間探した 夜の道 妻が見つけて わびの外食 キーケース買います……

前にしていた話や約束も、目に見える形にして提示するべき

予算の話で認識あわせをするのに時間がかかった。なにかトラブルがあったわけではない。だが、お金のやり取りは慎重にするべきなのだ。 渡部「以前お話したように、これこれこういう理由で、この額の請求で大丈夫ですか?」相手「??? どういう話でしたっ…

陽気でいよう ─『ユーモアは最強の武器である』を読んで

少し前の自分なら、「ユーモアは最強の武器である」とは思えなかっただろう。不満が降り積もる組織、殺伐としたチーム、楽しく働けていない人々。そんな現場をたくさん見てきた今、ユーモアはひとつの希望なのかもしれないと感じている。 『ユーモアは最強の…

ヒエラルキーを使って楽をしない

社会人になってから、ずっとサラリーマンではあるが、個人事業主のような感覚で仕事をしてきた。派遣エンジニアとして客先に単身で突っ込むことからキャリアをスタートさせた影響か、そういうイメージが常にある(もちろん、チームワークはとる形でね)。そ…

本部内LT大会で、AIの言うとおりのスライドを作って発表した

ChatGPTを少しずつさわっている。今のところ、アイデアの発散に使える優秀なアシスタントという印象だ。 ちょうど、会社で本部内のLT大会を開催する予定だったので、ChatGPTを使ってLTをしてみようと考えた。その結果がこちら。 ChatGPTに言われたとおりにLT…

会議終了時に決まったことは確認せよ。議事録をとっていたとしてもね

とあるチームのふりかえり。いいね! と思うアクションアイテムが出た。「会議の最後に、決まったことを確認しよう」というもの。チーム全体にただよう「かみ合っていない感」からこのアクションが導き出された。 これがいいアクションなのは、手戻りを防げ…

そういえば、チームがうまくいっているかをどう確認していたのだろう

もともとはバラバラに動いていた2つのチームが、最近は同じ仕事をする体制に変わった。そんなチームを横目で見て、たまにつぶやくのがぼくの仕事だ(2年くらい関わっているので、価値は出せていそう)。 2チーム合同で、2週間に1度実施しているふりかえりを…

リアルな言葉を口にする

自分の意見、言えていますか? もちろん、TPOはありますが。 ぼくは、今年に入ってから「ちょっとした違和感だったけど、感じたときに言葉にしたほうがよかったな」と猛省する件が立て続けに起こった。うーん、申し訳ない…… チーム作りやアジャイルの専門家…

自分のしたいことを朝の習慣にする

タスク管理や習慣づけ、自分の目標を達成する系の本でよくいわれているのは、「重要なことは朝にする」ということだ。夜は割り込みがおおいし、疲れもたまっている。重要だけど緊急ではないことは、朝にするしかない。 今までは、「そうかもね」と思うくらい…

タスク管理とタイムマネジメントのOS ─『限りある時間の使い方』を読んで

人生の見え方が変わるような本に出会えたのは、かなりラッキーな出来事だったと思う。しかも、3冊も。 高校時代の失恋から立ち直らせてくれた『チーズはどこへ消えた?』。社会人としてのスタンスを確立させてくれた『転職の思考法』。そして、より豊かな人生…

研修のあり方を変えてくれそうな『教えない教え方(仮)』の出版を応援している

本の価値はひとそれぞれ。話題にはなっているが1行も参考にならない本もあるし、毎ページにドッグイヤーとハイライトをしてしまう本もある。 この本は、ぼくにとって後者になる予感がしている。『教えない教え方(仮)』だ。仮とついているのは、まだ出版が…

数字に含まれない喜びがある

自分の考えたことや思ったこと、体験したことをブログに書いている。文章の練習という狙いも含め。 そんなブログが、平均で1日に30PVもあるのは、ありがたい限りだ。 そんな数字も嬉しいのだけれど、やはり人の言葉でもらうフィードバックが嬉しい。 「ブロ…

傾聴は、相手の物語を聞く

相手の話をちゃんと聞くというのは、相手のナラティブ(物語)を聞くことなんだなと思って、つぶやいた。 相手の話をちゃんと聞くということは、ナラティブを聴くということなんだなぁとあらためて感じている。 — 渡部啓太(そば) / チーム設計師 (@sobarec…

1on1でもワークショップしたっていいんだぜ

1on1では話を聴くことが大事だといわれている。そう、傾聴。だけど、この言葉のイメージからなのか、ただ「話す」「聞く」だけで1on1の時間を過ごしている人が多い。もちろん、それでも問題はない。ただ、「ワークショップをする」という選択肢を持っていて…

自分を表す9マスで自己紹介:ナインタイル

チームの自己紹介方法はいろいろあるけれど、ぼくがちょくちょく使うのは「ナインタイル」という方法。元同僚に教えてもらったのだけれど、出典は不明。だけど、かなり使える。 まず、紙でもオンラインホワイトボードでもいいのだけど、それぞれが9つのマス…